気になっていること
昨年度末からずっと気になっていることがあります。 現在、厚生労働省で保育所の制度変更を検討しています。
新制度での大きな違いは、
①保育所入所の契約方法
現在は保育所入所を希望する保護者は市町村に申し込みます。 市町村が、その家庭が保育所入所に該当するかどうか、どこの保育所に入所できるか判断します。 新制度では、保護者が直接保育所に申し込み、保育所と保護者との契約になります。
②保育料金の形態
現在の保護者の収入に応じた料金形態から、利用時間に応じた料金になります。
①により、入所に関して自治体の責任はなくなります。 「保護者が希望の園を選択できる」 などと言われていますが、保育所が足りない現状は変わらないのに、自由に選択出来るわけがありません。 自治体に希望の園を伝えて申し込む方法から、保護者が園一つ一つに問い合わせる方法になり、手間と責任は保護者にかかることになります。 自治体は入所希望者をつかむことも、待機児童数を解決する責任もなくなります。
②は、今までの所得に応じ、定められた料金形態から、利用時間に応じた料金形態になることにより、長時間働かざるを得ない低所得者の負担が大きくなります。 今までは料金に関係なく、朝9時~夕方4時頃まで子どもの保育時間が、一定に保障されていました。 それが利用時間によって料金が換算されるとなれば、親の勤務時間によって、子どもの登園、帰りの時間はバラバラになり、集団保育、活動が困難になります。
このように少し考えただけでも、良くなるとは思えないことが、厚生労働省の少子化対策特別委員会というところで検討されています。 少子化対策になると思っているのでしょうか?
| 固定リンク
「保育所」カテゴリの記事
- 気になっていることに続いて(2009.06.11)
- 気になっていること(2009.06.09)
- 最後の保育園(2009.03.31)
- 卒園 おめでとう(2009.03.26)
- 旅立ちのとき(2009.03.08)
「子育て」カテゴリの記事
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- テレビを見ていて(2009.06.22)
- 気になっていること(2009.06.09)
- インフルエンザ報道で(2009.05.20)
- 学力テストと30人学級(2008.11.09)
- 9月初日(2008.09.01)


コメント
介護保険の認定基準の改悪も、ベッドに寝た切りだから「散発サービス」も移動サービスも不要と「自立」認定してしまう無茶苦茶さ。
これと同じように、この保育所改悪も、役人がどうやったら国の持ち出しを減らせるかを机の上で電卓叩いて計算しながら考えたとしか思えない…
でも現実には、子どもの保育を長年親と保育園の立場から研究してきた大日向教授なんかも審議会の座長になっている。
なぜ?どうして?信頼していた大日向先生に裏切られた気持ちもあって、怒りが複雑にわいてくる。
こんな恐ろしい制度になる前に、子どもを保育園に入れていてよかったという思いと、
これからの働く親と子どもたちはどうなっていくんだろうという居ても立っても居られない思いでいっぱい。
一般の、これから保育園と関わらざるを得ない人たちが、こんなことをまったくと言っていいほど知らないことが歯がゆいし、
保育士たちもきっと何にも知らないことに、逆恨みのような思いさえ持ってしまう。
投稿: かめ | 2009年6月12日 (金) 08時40分
naonaoさんの記事を見て初めて知りました
所得のからむ問題だけに弱い人のことを無視した悲しい制度改訂だと感じます。
我が家もまだまだ保育所にお世話に家族。
新規参入事業者を増やし、待機児童の減少をねらう国の考えもわかりますが、親の保育園への直接交渉など労力負担もすぐにふりかかってくることを辛く思います。
お知らせしてくださりありがとうございました。
また教えてくださいね
投稿: しおっぺ | 2009年6月12日 (金) 17時34分
☆かめさん へ
介護も子育ても、福祉が福祉でなくなっていますよね。 所得が高い低いに関係なく、多くの人に起きる問題なのに、国の負担を減らして、個人負担を大きくしてどうする!と思います。 弱者を救うのが国の責任ではないのかと思います。
首相自ら、健康に気をつけて暮らしている自分が、たくさんの税金を納めて、病院通いの人たちの医療費をたくさん負担しているのは損だという発言。 余裕のある人が弱者の負担を軽減するのが、福祉じゃないのかと思う。 毎日、生活に追われて、健康的に暮らせない国民に思いをはせて、救うのが政治家ではないのか! そういうおかしな発言を平気で言うなんて・・・といろんなことに憤り!
本当にこういうことって知らされずに、どんどん決められてしまうのよね。 こんなにおかしなことがすすめられていることに、あきれてしまうけど、あきれているばかりでは現実になってしまいそうな勢いは変わらないし、本当に歯がゆい思いです
投稿: naonao | 2009年6月13日 (土) 03時10分
☆しおっぺさん へ
と、憤っています。
介護についても、しおっぺさんも色々感じるところがあるのでは?と思います。 子どもの数が増えると家庭の出費が増えるのは当然なのに、今以上に個人負担を重くすれば、少子化になるのは当然よね。 でもこれ、少子化推進委員会ではなく、少子化対策委員会で考えられているの。 少子化を考えるなら、個人の負担を少なくするのが当然でしょ~
ほとんどの人が知らないのに、決まっていきそうな勢いが怖いです。 読者数名の
私のブログでは微力この上ないですが、気づいたことは載せていきたいと思います。
自分自身もすっきりするしね。
投稿: naonao | 2009年6月13日 (土) 03時28分
介護保険改訂が4月にありましたが、本当に介護者や利用者にとってどんどん厳しくなる世界だとしか言えませんね。
法改正の担当者はきっと自分たちの親や子供だったら・・と考えて、それでも削減しても大丈夫か?と検討してほしいなあ~
投稿: しおっぺ | 2009年6月13日 (土) 23時27分
☆しおっぺさん へ
と思います。
受益者負担、自己責任と、老人、子どもをやっかいもの扱い、結局は国民全体をないがしろにしている国に、未来はないのではないの?・・・と、なんの力もない小国民ながら思ってしまいます。
お金持ちの政治家さんたちは、数万円、数十万円の出費も全然たいしたことないのでしょうね。 国の財政を潤すのに必死なら、国民に関係ないムダ使い、削れるところ、他にあるでしょ~
投稿: naonao | 2009年6月14日 (日) 06時32分